育成のためのフィードバック研修

部下や後輩を持ち、面談でフィードバックを実施する管理職向けの研修です。
ご依頼企業のヒアリングをしたところ「若年者を定着させるために、管理職の魅力度を増していきたい。」とのご要望でした。

カリキュラムは事前課題+研修4時間(1日コース)
・事前課題|組織の育成計画・自己の振り返り・他者のフィードバックシート作成
・研修|フィードバックとは・聴くスキル・伝えるスキル

事前課題は2週間前に受講対象者にスプレッドシートを配布しました。
内容は、自身が所属する組織メンバーの育成計画の作成と、研修受講前と後の自己の振り返りと、他者のフィードバック準備のための整理シート作成(一部)です。当日はパソコンやタブレットを持ってきてもらいました。

研修当日、午前中はハラスメント研修を2.5時間で実施。午後からフィードバック研修に入ります。まず、なぜフィードバックが大切なのか?後輩支援のための3つの行動を細分化してお伝えします。

その後、まずは「聴く」こと。傾聴スキルをご紹介して、コーチングロープレを実施します。デモンストレーションを行いますので、受講生にとってもわかりやすようです。

次に「伝える」こと。事前課題で組織の育成計画を参考に、具体的なフィードバック事例をご紹介します。「若手の場合」「中堅の場合」など階層ごとにセリフや対応を整理したものを参考にしていただきます。またネガティブをポジティブに言い換える練習も行います。
伝えるの仕上げとしては、部下役を想定してフィードバックシートを作成し、上司と部下役でフィードバックロープレを行います。こちらもデモンストレーションを実施しています。

最後に感想を聞きました。
「普段は自分の話をすることが多いことがわかり、傾聴することがとにかく難しかった。」
「フィードバックシートを準備することで、相手にしっかり向き合うことができた。」
「フィードバックが終わってもシートに整理して、翌年以降の成長課題が明確になる。」
「ロープレ時に他者から指摘してもらうことで、自分のクセがわかって発見できた。」
など。

一緒に悩み共有される管理職のみなさん