インドネシア でビジネスマナー研修 Vol.9 第6日

インターンシップ担当者向け研修です。事務所に到着し、昨夜できたてのテキストを印刷していただきました…。

インターンシップ担当者は、日本の企業へインターンシップを希望されるインドネシアの大学生に説明、手配、また日本語を教えることをメインのお仕事としています。必要なスキルは「コミュニケーション」「インストラクション」「カウンセリング」の3つの柱でご紹介していきます。

コミュニケーションスキルとは、わたしたちは表情、態度、言葉の道具を使って相手に伝えていきます。伝えることで相手との意思疎通をはかることができ、関係構築を行うことができるのがコミュニケーションスキルです。

インストラクションスキルとは、教える技術です。講習会を実施する際の流れを確認します。導入-本論-まとめのメインの流れがあります。どのような講習会でも基本となる流れは同じです。また本論では、わかりやすく説明をするために「なぜ行うのか?」「何が便利なのか」と動機付けを行います。その他、説明の部品化や質疑応答などの手順を習得して模擬講習の演習を行うのがインストラクションスキルです。

カウンセリングスキルとは、相手の話を聴くことからはじまります。傾聴スキル、質問のスキル、カウンセリングの流れを説明し、ペアでカウンセリングの体験をしてもらいます。基本対応の次は、実際のインターンシップ担当者と留学生のロールプレイを行っていくのがカウンセリングスキルです。

ケーススタディや演習を行うことで、実際の業務のイメージに近づいてきた様子です。インストラクションの模擬講習はレッスンプランを作成し、お1人10分で演習します。普段の講習のクセなども出てくるので細かい修正を行います。

感想ですが、インドネシア語で模擬講習会をしていただきましたが、わたしには非言語情報が伝わってきて、いま何を説明して、何が不足しているのかはわかります。言語情報の詳細内容は、社長に通訳してもらいました。フィードバックも日本と同じようにできます。

また、カウンセリングスキルで基本対応はライブ方式(ご自身の話したいこと)で実施しました。クライアント役がスッキリして、「もっと聴いてほしい!」と声をあげておりました。好評でしたので、バリ島でもカウンセリングスキルはやってみようと思っています。

前向きな受講生の方々。この貴重な時間を大切にされていることがわかります。なんて熱心だろうって毎日感動の時間を過ごしています。講師冥利につきます。

インストラクション模擬講習の演習
インストラクション模擬講習の演習