「おはようございます。本日からビジネスマナー研修を担当します小里七重(おりななえ)です。まずは、わたしの自己紹介から。わたしは埼玉県浦和市の出身です。さあ埼玉県はどこでしょうか?前に映っている日本地図を指してください!」
受講生の代表者が前にでて、見事に埼玉県の場所を当ててくださいました。
ほとんどの受講生はインドネシア国立大学で日本語を勉強してきた方々です。日本でのインターンシップ経験もあります。講習実施時に、わたしが気をつけた話し方は、大きな口あけて、滑舌良くはっきりと、ゆっくり話していくことです。日本語のわからない方には、簡単に英語で問いかけたり話していきます。細かい内容は社長がインドネシア語で伝えてくれます。皆さんの日本語スキルが高いために、言葉で苦労することはありませんでした。また休憩時間は余裕をもって取りました。イスラム教の方々は一日に5回お祈りがあります。10名ほどの受講生が休憩時間になると手足を浄化し(洗います)、お祈りスペースに移動してお祈りをされます。全員がお席についたことを確認してから始めていきました。
ピシッとした空気を感じながら、はじまったビジネスマナー研修。日本語での他己紹介からスタートし、表情も緩みます。集中して聞いてくださいますし、メモもしっかり取っています。グループセッションのときは賑やかに話し合いをされて楽しそう。いただいた質問では、日本語学科で学んだ方が「教えてもらったビジネスマナーと違う」とのお話。たとえば、「ドアの開閉は後ろ手で閉める」と習ったそうです。実際のビジネスマナーではドアを丁寧に扱うために、常に対面で閉めます。学校と実際のビジネスとの違いを体感されたようです。
最後の感想を聞いたところ、「学ぶことが楽しくて楽しくて。もっとやりたい!」とのお話をいただきました。初日無事に終了です。